活動が活発化する秋雨前線が、各地に大雨の被害を及ぼしています。
名古屋市付近では、観測史上最大となる1時間に104・5mmの猛烈な雨が襲いました。中心部の道路はあっという間に冠水し、川のようになってしまいました。地下施設には雨水が滝のように一気に流れ込み、フィットネスジムはトレーニング器具が水浸しに…JRの線路にも一気に水が流れ込んで堀のような状態となりました。
冠水被害から一夜明けた9日、MBS前田春香アナウンサーが名古屋市を取材しました。
▼冠水被害があったJR鶴舞駅から報告
午後3時頃までは傘がなくても歩けるようなパラパラとした雨だったのですが、10分ほど前から非常に強くなってきました。時折り強い風も吹いていて、傘を差していても服が濡れてしまうような雨になってきています。
私は9日の午前中に名古屋市内に入りましたが、一番雨が強いと感じた時間帯が昼過ぎの午後1時半頃でした。この時は非常に激しい雨で、先が見えなくなるほど強い雨が降っていました。雨が弱くなったり強くなったりを繰り返しながらずっと続いているような状況です。
周辺で取材をすると、JR鶴舞駅周辺は8日、道路が一時川のようになり、物が流れてくるような流れのある状況だったということです。人通りも多い場所ですが、足首が浸かるほどまで水が溜まっていて、歩くのも大変だったという声も聞かれました。
また、鶴舞周辺は名古屋市内でも特に土地が低いということで、10年に1度くらいの間隔で冠水に近い状況になるということです。
▼高架下の店舗では対策してなお浸水被害に
現在、水は引いている状況ですが、8日の大雨の爪痕は残っています。
道路の一部が陥没している箇所があり、二次被害が起きないように板を置き、その上に土嚢を置いてある様子も見られました。
高架下にあるカフェでは、雨に備えて止水板が設置されています。ただ、こうした対策をしていたにもかかわらず、浸水被害のため一時休業しているということです。
さらに向かいにあるコンビニエンスストアも、電気はついているものの、本日は営業していません。9日の雨や8日の浸水被害の影響で店内に水が溜まってしまったため、従業員が午前中から作業を行っている様子が確認できました
▼道路には雨の影響で動かなくなった車
―――いま見ると水は引いているように見えますが、水はいつ頃引いたのでしょう?
街の人に話を聞きますと、3時間ほどで水は引いたということでした。この地域が元々冠水しやすい場所であり、大規模な排水工事が行われていたため、水の引きは早かったと話していました。
駅の前に止まっている車があります。これはただ駐車しているわけではなく、雨の影響で動かなくなってしまった車だということです。「レッカー車が来るまでにあと2日ほどかかるため、それまで置かせていただきます」という旨の貼り紙が貼られています。
また、別の場所にも「故障車」の貼り紙が貼られている車が見られましたが、その車は大雨の影響で交差点の真ん中で停車、立ち往生してしまい、交通の妨げになるため何人かで移動させ、現在レッカー車を待っている状態とのことです。
▼川のようになった道路から“押し寄せる波”
高架下に広がる「ツルマイ高架下商店街」もまた、浸水被害に遭いました。
商店街の入り口付近にある寿司店に話を聞くと、木の止水板を設置して浸水を防ごうとしたものの、道路が川のようになっていたため、車が通るたびに水が波のように店内に押し寄せてきてしまったということです。
特に厨房は1段低くなっている設計だったため、膝下まで水が入ってきてしまい、排水作業だけでなく店舗の消毒作業にも追われたと話していました。
(2026年9月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より 前田春香アナウンサーの報告)











