29日午後、京都市右京区で猟友会所属の40代男性が有害鳥獣の捕獲事業を実施中にツキノワグマに遭遇し、右腕を噛まれるケガをしました。京都府は注意を呼び掛けています。

京都府などによりますと、29日午後1時半ごろ、京都市右京区京北栃本町の山中で、猟友会所属の40代男性が体長1mほどの成獣のツキノワグマに遭遇したということです。

男性は右腕を噛まれ7針縫う大ケガで、クマはその後、山奥へ逃げて行ったということです。

当時男性は猟犬を連れていて、地元猟友会など25人態勢でシカやイノシシによる農作物被害を防ぐための有害鳥獣捕獲事業を行っていたということです。

被害に遭った男性は当時の状況について、MBSの取材に以下のように答えました。

「イノシシの跡があったのでイノシシはいるかもと思っていた。猟犬が50m先の藪で吠え出したら、ガサガサと音が聞こえて、黒いものが見えた。無線で仲間に連絡をとる間もなく、僕の方にクマの口が向いていた。肩を掴まれて、腕を噛まれた。猟犬がクマの尻あたりをバクっと噛んで、その間に逃げた。今まで狩猟中にクマに出会ったことはなかった。逃げれないな、もうどうしようもなくてどうしようかと思っていたときに犬が来て、なんとか生きられている。犬が来てくれたおかげで助かった。クマのスピードが恐ろしいと実感した」(被害に遭った男性)

春から夏にかけてはクマの活動が活発になることから、京都府は

①外出の際はHPでクマの出没情報を事前に確認すること

②クマ生息地域では物音がしても安易に家から出ずに周囲を十分に確認すること

③遭遇したときは、慌てず、騒がず、急に逃げたりせず、興奮させないようにゆっくりとその場から離れること

などの注意を呼び掛けています。

また「目撃した場合は最寄りの広域振興局・京都林務事務所、市町村または警察署へ知らせて欲しい」としています。