今年2月、大阪・ミナミの道頓堀で少年3人が刺され、うち1人が死亡し、22歳の男が逮捕された事件で、大阪地検は約3か月の精神鑑定を経て、男を「起訴」しました。

大阪市住吉区の無職・岩崎龍我被告(22)は、今年2月14日、大阪・道頓堀にあるビルで、奈良県の会社員・鎌田隆之亮さん(17)の胸などを刃物で刺して殺害し、少年2人に重傷を負わせた疑いなどで、逮捕・送検されました。

岩崎被告は犯行の約10時間後に、現場から1.5km離れた浪速区内の路上で身柄を確保された際、折り畳み式ナイフを所持していて、このナイフが凶器に使われたとみられています。

鎌田さんの死因は、刃物が心臓を貫通したことによる「心臓貫通創による心停止・出血」で、遺体には首にも複数の刺し傷や切り傷があったということです。

警察の調べに対し、岩崎被告は当初、「はじめはナイフで威嚇するつもりだった。殺意はなかった」と容疑を一部否認していました。

大阪地検はその後、岩崎被告の刑事責任能力の有無などを調べるため、約3か月にわたり鑑定留置を行っていましたが、26日付で殺人と殺人未遂、銃刀法違反、軽犯罪法違反の罪で起訴しました。刑事責任能力があると判断したとみられます。大阪地検は岩崎被告の認否を明らかにしていません。