最大の焦点となる核問題の行方

支持率が低迷する中、中間選挙が控えるトランプ大統領にとって重要なのは、熱烈な支持層へのアピールです。

彼らにとっては、ホルムズ海峡の再開や原油価格の安定以上に『イランの核の脅威を排除した』という事実のほうが重要であると前嶋教授は話します。一方、その重要な核問題については「60日間で話す」ということで、「お祭りに向けて先送りにしてしまったな」との実感を抱いているということです。

また、核問題をめぐり、アメリカの今後の目標について前嶋教授は次のように話します。

(前嶋教授)「アメリカは、イランが行っているとみている核の濃縮を、徹底的に薄めろというような要求をしてくるでしょう。2015年のイラン核合意で濃縮率は3.67%と決められましたが、それよりも更に薄くするという話になるのではないか。最終的にはイランの核を全廃するところにまで至ればアメリカとしては良いのでしょうが、そこまではいかないかもしれません」