クマ出没が多い年は「人里周辺のカキ」を多く食べていた

また、年によってバラツキもあり、クマの出没が少ない年は、森林内の液果類を多く食べていましたが、クマの出没が多い年には人里周辺のカキを多く食べていたということです。
この研究から、クマは以下のような行動をとっていたことが示唆されました。
◎出没が少ない年:森林内の液果類を主に食べていた
◎出没が多い年 :代わりに人里周辺のカキを食べていた
◎2024 年(大量出没年):カキ凶作のため、さらなる代替としてクリが主要採食物に
今後のクマ出没予測に役立てられるか
これまで兵庫県では、ブナ、コナラ、ミズナラといったブナ科の3種類の木の実の豊凶を調査し、主食であるドングリがなくなれば、クマは困り果てて人里へ下りてくる——というのが、これまでのツキノワグマの出没予測の根幹でした。
しかし、出没予測の精度に課題があった「近畿北部西側個体群」の秋の主食はアオハダなどのベリー類だったということで、藤木准教授は「クマが何を食べているか裏付けをすることで、今後の出没予測に向けての樹種選定に役立てたい」としています。











