東海大大阪仰星vs大阪対決 最後の最後まで目が離せない「大阪対決」
準々決勝第4試合は、この大会で2年ぶりの優勝を狙う大阪桐蔭と東海大大阪仰星の大阪勢同士の対戦。近畿大会でも大熱戦を演じた両チーム。この試合も最後の最後まで目が離せない緊迫した展開となりました。
両チームが慎重にエリアを取り合う中、試合が動いたのは前半9分。東海大大阪仰星は、この試合はじめて敵陣22mライン付近まで攻め込むと、持ち味の素早くボールを動かしていく展開から一気にトライラインまで迫ります。最後は、FL米谷翔馬選手がタックルに来た選手を引きずりながら中央にトライ。ゴールも決めて7点をリードします。1年生の時から名門校のレギュラーを務める米谷選手。近畿大会では欠場していたエースが抜群の突破力を見せました。
一方、先制を許した大阪桐蔭もすぐさま反撃します。直後のキックオフから敵陣深くまで侵入していくと、ここぞとばかりに全員が集中してラインアウトからしっかりとしたモールをつくり、じわりと押し込んでいきます。最後は右に大きく展開してFB吉川大惺選手が右隅にトライ。角度のあるコンバージョンキックを吉川選手が見事に決めて7対7の同点に追いつきました。
その後は、まさにがっぷり四つの展開。両チームが上手くプレッシャーをかけて、お互いの強みを消しあう中、あっという間に時間が過ぎていきます。
そのまま前半終了かと思われた30分、東海大大阪仰星にビッグチャンスが訪れます。大阪桐蔭のペナルティーで敵陣22mライン付近まで攻め込むと、モールをつくって大阪桐蔭のトライエリアに迫ります。モールがくずれた後も勝ち越しを狙って攻める東海大大阪仰星とトライラインを背にしのぐ大阪桐蔭。両チームの意地と意地がぶつかり合う攻防が2分以上も続きます。
ブレイクダウンで圧力をかけて東海大大阪仰星の早い展開を許さずFW勝負に持ち込む大阪桐蔭。そこにあえてFWで挑む東海大大仰星。両チームが激しく体をぶつけ合う中で、最後は東海大大阪仰星の推進力が勝りました。中央へのトライで14対7。大阪桐蔭の厚い壁を打ち破って7点をリードして前半を折り返します。
それでも、ワンチャンスで追いつく7点差。サイドの変わった後半に先にチャンスをつかんだのは大阪桐蔭でした。後半3分、東海大大阪仰星のキックミスでトライラインまで5mと絶好の位置でマイボールクラムのチャンスをつくります。
得意のスクラムを押し込んだ後の展開からトライを狙う大阪桐蔭。しかし東海大大阪仰星には頼もしいエースが復帰していました。米谷選手が値千金のスティールで大阪桐蔭の反則を誘ってピンチを脱出します。
大阪桐蔭は、後半18分にもトライラインまで5mと絶好の位置でマイボールスクラムのチャンスをつくりますが、今度は得意のスクラムが崩れてペナルティー。たびたびチャンスをつくりながら、どうしても得点につなげることができません。
その後は東海大大阪仰星が落ち着いて敵陣で試合を進めて、ついにノーサイド。攻守の要、米谷翔馬選手が復帰した東海大大阪仰星が見事に近畿大会の雪辱を果たして、同じ大阪のライバル・大阪桐蔭を撃破。14対7で勝利してベスト4進出を果たしました。














