「悪質性の高さは無差別殺人と遜色ない」1審判決は無期懲役

3月2日の判決公判(廷内スケッチ)


 3月2日の判決で同地裁(谷口真紀裁判長)は、「犯行を決心した際も、いわば自問自答の形で自らの考えを確認していたにすぎないし、犯行のアイデアが『守護神様』からもたらされたとしても、あくまでも被告人の思考から出たひらめきにすぎないと説明できる。被告が『守護神様』と対話し、それにより犯行を決意したという事情は、責任能力に問題があったことを疑わせるものではない」として、完全責任能力を認定。  

 “勤務先関係者等への不満を、国や保護観察制度にぶつけ打撃を与えようと考えた”と指摘したうえで、「個人的な感情としては何ら恨みのない被害者を、いわば国への八つ当たりの道具として利用した。人格や尊厳を無視し、命ある1人の人間としてすら扱っていない。悪質性の高さは無差別殺人と遜色ない」と糾弾し、検察側の求刑通り、飯塚被告に無期懲役を言い渡していました。