15歳で単身渡米、つらい日々を乗り越えた強い心

 “自分で自分の道を決められるようになってほしい”というバーバラさんの願い通り、15歳の時、歌手になりたいという夢のため米・ロサンゼルスに旅立ったAI。だが、苦しい経験もあった。高校生の時に現地でゴスペル隊の一員となったが、参加した当初はメンバーに溶け込めず、孤立。誰も挨拶を返さない、隣に座らない、といった扱いを受けたという。

 その様子を見て胸を痛めたバーバラさん。だがAIの勧めで一度日本に戻った。そして半年後、再び様子を見にロスに向かったバーバラさんが見たのは全く違う光景だった。

 「みんなAIちゃんのことが好きになって、隣に座りたい、彼女と話したいって。本当にうれしかったです。AIちゃんはすごく心が強い人」とバーバラさん。AIは、「(当初の状況は)差別ではなくて、私を知らなかっただけ。私がいきなり来たから、そんな(打ち解けない)のは当たり前だなって」としみじみ振り返った。