家庭用の地下シェルターを扱う鹿児島市の展示場がリニューアルしました。ロシアのウクライナ侵攻などを背景に、関心が高まっているということです。
(記者)「住宅の一角にあるハッチを開けると、シェルターになっています」
家庭用シェルターは、鹿児島市に本社のある七呂建設がアメリカから輸入し展示しているもので、上部のハッチから出入りする地下5メートルに埋められたおよそ4畳半のスペースです。
空気清浄機や簡易ベッドがあり、床下には非常用の食料品などが備蓄されていて、大人4人が2週間生活できるということです。
七呂建設では5年前からシェルターを取り扱っていて、これまでに注文が数件ありました。以前は問い合わせが1か月に数件程度でしたが、ロシアによるウクライナ侵攻以降、3月は34件、4月は45件と急増していて、今回、シェルター内の壁材にヒノキを使うなどして、あたたかみのある内装にリニューアルしました。
(七呂建設 七呂恵介社長)「毎日1件以上必ず問い合わせが来ている。家の中に地下室があれば、災害に対応できると思っている」
家庭用地下シェルターは設置費などを含めて、2000万円から販売されています。