防衛省が、海上自衛隊鹿屋航空基地の航空機に燃料を効率的に供給するため、鹿屋港で、従来より大きなタンカーが接岸できる係留施設の整備を検討していることが分かりました。
鹿屋市によりますと、防衛省が係留施設の整備を検討しているのは、鹿屋航空基地からおよそ6キロ離れた鹿屋港の周辺です。
鹿屋港近くにはすでに係留施設はあるものの、燃料積載量およそ600キロリットルの小型タンカーしか接岸できませんでした。
これに対し、新たに検討する係留施設は、従来の10倍にあたる6000キロリットルの燃料を積める船に対応するということです。鹿屋基地の航空機への燃料輸送を効率化する目的とみられ、防衛省は今後、整備が可能か調査したいとしています。
整備について、防衛省は今月6日に鹿屋市に説明していて、市は「国に詳細な情報提供を求めていきたい」としています。
国が去年まとめた「国家防衛戦略」では、有事に備えて自衛隊の弾薬・燃料などの輸送や保管について、円滑化を図る方針が示されています。







