鮮やかなグリーンのバラに…ふっくらと花開くボタン。まるで本物の花のようですが、その中は大福やおはぎ、かるかんなどのお菓子です。繊細な花びらは、鹿児島県産のサツマイモやお茶などを使った餡で作られています。



“映える”お菓子の数々は女性を中心に人気を集め、4か月前からは羽田空港のカフェで提供が始まりました。


手掛けたのは、日置市の菓子店「atelierA」のオーナー、里之園亜希さんです。9年前にオープンして以来、ひとりで店をきりもりしています。試行錯誤を重ねた餡を絞る独自の技術で、お菓子に花を咲かせていきます。

(里之園さん)「かわいくて食材にもこだわっていておいしいとなると、何回も楽しみがある。“映え”は女性にとって大事」


かつては学校で音楽を教えていた里之園さん。旅行先のアメリカで見た美しいお菓子にほれ込み、スイーツ作りを始めました。音楽とお菓子作りには、通じるものがあるといいます。

(里之園さん)「音楽をしている発想から、デザインも自分で考えて作曲するようなイメージで作って形にしている」



店に並ぶ商品は全て県産の食材から生まれています。