賛否明言しない理由… 「国と対話が必要」だから?

国は馬毛島に自衛隊基地を整備したうえで、アメリカ軍の空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)を移転させる計画です。工事はおおむね4年で、アメリカ軍の訓練を前倒しで始めます。

今年度、種子島の1市2町には国からの再編交付金があわせて10億6200万円が支給される見込みです。

おととしの市長選で「計画反対」を訴えて再選した八板市長。しかし、その後は「判断材料が揃っていない」ことなどを理由に、賛否を明言しなくなっています。

おととしの市長選で「計画反対」を掲げて再選

(熊本教授)「反対するという言葉が、市長の口から出てこなくなったが、なぜなのか?」

(八板市長)「(国と)対話が必要。できれば作ってほしくない思いはあるが、作ってもいいという市民の思いも受け止めて、(国と)対話している」