馬毛島は、種子島の西12キロの沖合いにある西之表市の島

鹿児島県西之表市の馬毛島で、自衛隊基地整備とアメリカ軍の訓練移転に向けた工事が始まって、2月12日で1か月です。馬毛島の基地計画を巡る現状をお伝えします。

賛否言わなくなった理由は? 沖縄基地問題・地方自治の専門家が迫る

今回、八板俊輔市長と、長年、沖縄の基地問題を研究してきた明星大学・熊本博之教授が対談。計画への賛否の明言を避ける八板市長の「真意」とは?

左:熊本教授 右:八板市長 (西之表市役所 2月3日)


西之表市の八板俊輔市長と、基地問題や地方自治が専門の明星大学・熊本博之教授です。

かつては著書で「馬毛島を取り戻したい」と…

八板市長の著書「馬毛島漂流」(2015年)より

(熊本教授)「市長になる前に書いた「馬毛島漂流」という本で、「馬毛島を取り戻したい」と書いていたが?」

(八板市長)「(開発業者による)急激な森林伐採、開発で滑走路に造成したところがある。元の馬毛島の姿を取り戻したいという意味で使った」

(熊本教授)「今も思いは変わらない?」

(八板市長)「できれば、という思いは変わっていない」