働き盛りの夫 突然行方不明に…

「あんなに働く人はみたことがない」と言われるほどだった。職場の総合商社や取引先からの信頼も厚かった。その夫がトラブルに巻き込まれた。

夫が担当し、飛ぶように売れていたフィンランド製の林業用機械の商権を奪って、夫の上司が独立してしまったのだ。

その結果、これまでの顧客へ部品の供給が途絶え、中には倒産したところもあったという。

夫はフィンランドのメーカーに対して交渉するとともに、機械の商権を持ち逃げした元上司を相手取った裁判も担当した。

そして、必死の交渉で商権を取り戻せることになり、その裁判の和解が成立するはずだった2004年11月24日、夫は忽然と姿を消した。