
大島紬の始まりは、およそ1300年前。起伏が多い島では田畑が栄えず、島民の多くが養蚕で生計を立てていました。

(南祐和さん)「本土では(エサの)クワが冬場に全部葉が落ちて無くなるが、奄美は年中出来るから適していた。(紬は)奄美では生命産業。命に関わる産業だった」

しかし、太平洋戦争が始まると生活は一変。大島紬のような高級な織物は国に贅沢品と見なされ、製造は禁止されました。空襲による工場の焼失などもあり、昭和20年、大島紬の生産量はゼロになりました。

(南祐和さん)「大島紬は贅沢品と言われ、絹は戦争のパラシュートに使われた」










