今年は戦後80年の節目の年です。戦争体験者が減り、教訓を次の世代へどう継承するかが課題となる中、当事の状況を語り継ぐ人たちが出水市にいます。平和の尊さを伝える市民の思いを取材しました。

先月、出水市に誕生した「戦争の記憶」展示室。

開設したのは、平和の大切さを若い世代に語り継いでいる「出水市平和学習ガイドの会」です。戦争体験者の証言にくわえ貴重な写真や遺品などが展示されています。

(訪れた人)「思ったよりも出水で戦死されている方が多くてすごくびっくりした」

(出水市平和学習ガイドの会 神信裕会長)「ここの出水でもこれだけのことがあったんだということを子どもたちに伝えて、戦争はこういうものなんだということを知っていただければ」