
語り継ぐ活動だけではなく、平和学習ガイドの会は戦争遺構の保全として、当時、飛行機を格納していた掩体壕の草刈りを月に1回実施しています。
(学習ガイドの会)「平均年齢70過ぎですね、ひざサポーターつけて・・・」
会員の多くは60代から70代で、炎天下の作業はからだに応えます。

(西和泉さん)「(ガイドの会は)若い世代が少ないので継続性が難しいけど、できるだけ伝えきってブツ(物)として残す」
(神信裕会長)「やっぱり努力しないと、風化して伝わっていかない」
当時の惨状を伝える術が戦争を体験した「人」から、戦争遺構などの「モノ」に変わろうとするなか、平和学習ガイドの会は、若い世代に向けて平和の大切さを語り続けます。

(出水市平和学習ガイドの会 西和泉さん)「あまりこちらの平和主義とか憲法だけではなく、それよりも事実の積み重ねから得られる戦争の構造を新しい若い世代に伝えていきたい。人の生きる権利とか選択を考えられる人をなるべく多く多数派にしたい」