会は現在、戦争の体験談や今も残る戦争遺構をもとに平和を語り継いでいます。この日は出水市の江内中学校の1年生を対象にした平和学習でした。

(平和学習の様子)「出水が狙われた理由は、当然基地があるからです。3月18日の最初の空襲の写真です。1つ1つ煙みたいに見えるのは爆弾の跡です。人の姿が見えると射撃をし、飛行機の窓が見えるほど低い高度で飛んでいて、竹ざおでも届きそうだった」

出水市には、当時の地下戦闘指揮所や気象観測所の跡など多くの戦争遺構があります。

(出水市平和学習ガイドの会 神信裕会長)「飛行機も古くて重い、最後まで行って実際に特攻できた数はごくわずかだった。日本の将来を担う青年たちが飛び立っていった」

(江内中1年の生徒)
「みんなと平和に過ごすことが大切だと思った」

「やっぱり戦争はやってはいけないことだと改めて実感した」

(出水市平和学習ガイドの会 大堂隆さん)「今の平和な世の中に悠然と暮らしている大人も子どもたちも自分のこととして、世の中の流れを真剣に考えてほしいし」