そして7日、盆の最終日。60人のツアー客が見つめる中、太鼓の音に合わせて、盆踊りが始まりました。

豊作を祝う踊りや、魚釣りの成果を祝う踊りなど、日々の暮らしを描いた8種類の踊りがあります。

赤土と墨を塗った仮面を被り、体にビロウの葉を巻き付けたボゼが、「ボゼマラ」と呼ばれる棒の先に付いた赤い泥を観衆につけます。
泥をつけられると、悪魔祓いや子宝のご利益があるとされています。

(東京から)「いっぱいつけてもらった。大きくて激しく、迫力がすごかった」

(島民)
「楽しかった。ちょっと怖かった」
「今年もボゼが出てきてくれて安心した。いつも通りの悪石島」

(悪石島盆踊り保存会 有川和則会長)「元気なボゼだった。誰一人暗い顔をせず笑い声しか聞こえない、これが良い」

地震が相次いでようやく落ち着きつつある中、祭りを開催できて、島民のみなさんはほっとしている様子でした。以上、悪石島から中継でした。