子どもたちは、きょう1日が久々の登下校だったと思います。新学期が始まったこの時期、心配なのが交通事故です。

こちらは鹿児島県内の子どもの交通事故を月別でまとめたグラフです。去年1年間、最も多かったのが夏休みが終わり、新学期がはじまる9月でした。登下校の際にどんなポイントに注意すべきか取材しました。

(鴨池・南安全パトロール会 青手木勝男さん)「(9月は)1年のうちで子どもたちの事故が一番多い。長期休みの気のゆるみでやはり多い」

鹿児島市の鴨池校区で10年以上、子どもたちに交通安全を指導する青手木勝男さん。安全パトロール会の仲間23人で、週に1回通学路の見回りや、新学期にあわせた交通指導をしています。

(鴨池・南安全パトロール会 青手木勝男さん)「交差点がそれぞれ非常に見にくい。この通りは全部一時停止になっているが、なかなか停まらず事故がある」

県警によりますと、去年、交通事故で子ども1人が死亡、111人がけがをしていて、このうち登下校中の事故で26人がけがをしました。

通学路は多くが住宅街で、見通しが悪いところが多く、事故が起きやすい場所です。例えば…

(鴨池・南安全パトロール会 青手木勝男さん)「(塀が)子どもたちの高さ。うんと高いと気をつけるが中途半端な高さ。大人は見えるけど、子どもは見えないから運転手の気が抜ける。交差点を通る時は左右は見なさいと言っている」