9月1日は、102年前のきょう、関東大震災が起こったことから「防災の日」と定められています。鹿児島市の山形屋で、地震を想定した防災訓練が行われました。

鹿児島市の山形屋では「防災の日」にあわせて毎年、訓練を行っており、きょう1日は市の消防局や従業員およそ650人が参加しました。

訓練は、鹿児島湾直下型の震度6弱の地震により7階の食堂から火災が発生したことを想定。従業員が、客の避難経路の確保をしたあと、けが人を誘導し、建物の外に避難させました。

最後は、消防のはしご車で店内に取り残された人を救助し、放水しました。

(山形屋 伊荻寿一総務部長)「課題を見つけて改善していき、(訓練を)繰り返し行うことが大事」

(鹿児島市消防局中央消防署 前田武史署長)「自宅の安全の点検や非常食など、(防災の日を)家族で非常時の確認をする日にしてほしい」

鹿児島市消防局によりますと、先月の市内の火災件数は11件と前年より7件少なくなったということですが、この時期は、リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーや手持ち型の扇風機から発火する火災が全国で発生していることから、取扱に気を付けてほしいと呼び掛けています。