先月の霧島・姶良集中豪雨で被害を受け、JR肥薩線は、全線で運行を取りやめています。新学期が始まるきょう1日から、吉松駅と隼人駅の間でバスによる代替運行が始まりました。

「おはようございます。気をつけていってらっしゃいませ」

先月7日からの大雨で、肥薩線は線路を支える土台が崩壊するなどし、全線で運行を取り止めています。

きょう1日から新学期が始まることなどから、JR九州は当面、吉松駅と隼人駅の間で平日のみ朝と夕方の通学・通勤の時間に代替バスの運行を始めました。

吉松発隼人行きは1日5本。
隼人発吉松行きは、1日6本を走らせます。

JR隼人駅では、1日朝早くから高校生らが登校のためバスに乗り込む姿が見られました。

(通学客)「バスになって不安もあるが、無事に学校に行けることがうれしい」

(帰省客)「帰ることができるだけで幸せ、バスでも平気。できれば早く(鉄道が)復帰してほしい」

代替バスは、吉松発隼人行きが午前4時台から6時台に1本ずつ、午後3時台と6時台に1本ずつです。隼人発吉松行きは、午前6時台と7時台に1本ずつ、午後4時台から7時台に1本ずつです。

JR九州は今後、利用状況をみて1日のバスの台数や停車駅を調整していくとしています。また、駅によっては、バスの停車場所が駅から離れているところもあり、注意を呼びかけています。

なお吉松・隼人間の列車の再開についてJR九州は、「年内の再開は難しい」としています。