いわゆるSNS型投資詐欺で、鹿児島県内の70代男性が、およそ2700万円をだまし取られました。
県警によりますと、男性は今年3月、有名経済評論家のユーチューブを視聴中に、表示された投資の広告にアクセスしたところ、この評論家をかたる人物から「先生」を紹介されました。
すると今度は「先生」から、LINEグループに招待され、さらにインターネットの投資サイトを紹介されました。男性は、個人情報を入力し、100万円を振り込みました。
投資サイトで利益が出たように表示されたため、男性は信じて、指定された振込先に12回にわたりおよそ2700万円を振り込みました。
その後、男性が出金しようとしたところ800万円の違約金が発生するといわれたことから、不審に思い、警察に相談して詐欺であることが発覚しました。
県警は、投資のLINEグループに招待された場合や、「必ず儲かる」などの表現がある広告は、詐欺を疑い、警察に相談してほしいとしています。
県内では今年、半年間でSNS型投資詐欺の被害は、116件確認され、被害総額は7億7000万円余りにのぼっています。