種子島中学校2年の鶴岡幹大さんが泊まる家では、歓迎のため、鶴岡さんにニワトリを振るまおうと準備が始まりました。日本と違う文化に少々、戸惑い気味…。

(種子島中学校2年・鶴岡幹大さん)「めちゃくちゃびびりました。怖かったです。(少し手伝ったが)難しかったです」

海外で助産師として働く夢を持つ藤田羅那さん。家の浴室を案内してもらいました。ホストファミリーが話すのは、公用語のベトナム語。片言の英語も通じないため、ジェスチャーやスマホの翻訳機で会話します。

(志布志高校3年・藤田羅那さん)「ボタンを上げて、バケツにお湯を溜めて流す」

つぎに寝室に案内してもらい…
(藤田羅那さん)「クーラーも付いていると思っていたんですけど」

この村は比較的涼しい地域で、エアコンを買わない家庭がほとんどですが、日本に比べると蒸し暑い印象です。日本との違いに驚いた藤田さんでしたが、将来の夢に一歩近づいたと、たくましい一面も見せてくれました。

(藤田羅那さん)「先進国ではなくて、医療が行き届いていないところで働きたいと思っていたから。シャワーがないのはさすがに予想外でしたが、チャンスだと思って頑張ります」

ボランティア活動に興味を持ち、今回の事業に応募した下屋さん。

(大笠中学校3年・下屋みくさん)「もう嫌だ…シャワーがめっちゃ冷たかったです、水でした」

今回、ある目標があり、参加していました。

(大笠中学校3年・下屋みくさん)「洗濯物を畳んだり、ご飯の準備、言われているのにやらないなど(親も)困っていると思うので、この1週間で成長したい」

何か手伝えることはないか、ホストマザーのもとに向かいます。が、声がかけられず…勇気を出してもう一度歩み寄ると、温かく受け入れてくれました。

現地の人の優しさに触れ、穏やかな表情に変わりました。