
気象庁は2016年、屋久島町の庁舎内に火山防災連絡所を設け、常駐する職員2人が調査をしています。

(火山防災連絡事務所・五藤大仁所長)「時折、火口周辺の地震活動多い状態になっていて、いつ大きな規模の噴火につながる兆候がでてもおかしくない。身近にある火山がどういった状況なのか、どういったことに警戒が必要なのか、常に意識していただくことが重要」

10年を節目に、町は今年、5月29日を「屋久島町防災の日」と定め、各集落で防災訓練の実施を呼びかけました。

(10年前の噴火経験した 貴舩森さん)「(島は)我々にとっての自信と誇りを持てる場所。山があるからこそ(日常の大切さを)随分と意識させられて、仲間と助け合って生きていける。すごくいい場所」

ふるさとや人とのつながりを大切に思う住民は、火山と向き合いながら今を生きています。