被害は、離島でも。収穫の最盛期を迎える、タンカンです。

屋久島の農園では、実に穴が開けられ、中は空洞に。ジュースとしても出荷できず、およそ500本あるタンカンの木のうち2~3割を廃棄するということです。

(農家 相良健一郎さん)「自然との戦いだから仕方ない、農家にとっては痛手」

屋久島町によりますと、島ではおよそ230ヘクタールでタンカンが栽培されていますが、ほぼ全域で被害が出ているということです。
ヒヨドリによる食害が大きかった2019年度は、150ヘクタールおよそ5000万円の被害がありましたが、今年度も同程度にのぼる可能性があるということです。
町は、果実を守る袋や、鳥の侵入を防ぐネットの設置を呼びかけています。