
教会に鳴り響く重厚で荘厳な音色。パイプオルガンは、パイプに風を通すことで音を出す鍵盤楽器で「最も大きい楽器」と言われています。

(鹿児島加治屋町教会・礼拝奏楽者 松本かおりさん)「いにしえの音楽の奥深さに触れることができるところに魅力をすごく感じています。ひとりの演奏者でさまざまな表現ができるところがすばらしい楽器だと思います」
県内では、鹿児島市の加治屋町教会やザビエル教会などに設置されていて、教会の礼拝などで演奏されていますが、みやまコンセールには費用の関係でこれまで設置されていませんでした。
しかし、2021年に東京在住の県出身者から「鹿児島県の音楽活動交流のさらなる発展のために」と県に2億円の寄付がありました。
県によると、寄付した人はその後亡くなったということですが、「パイプオルガンが設置されることで、さらに多くの人に訪れてほしい」と話していたということです。