71年前のきょう、12月25日に奄美群島は日本に復帰しました。奄美市では集会が開かれ、先人の偉業を振り返りました。
市街地が一望できる「おがみ山」には、およそ40人が集まり、復帰の日を祝いました。
奄美群島は戦後の8年間、アメリカ軍政下におかれました。しかし、群島を挙げての復帰運動によって、1953年12月25日に日本に復帰しました。
「おがみ山」にある復帰運動のリーダー泉芳朗の銅像に、人々は花をたむけて偉業を称えました。
(当時中学3年・才田一男さん)「孫が復帰のことについて興味をもって、行動をおこしてくれることが大変うれしい。涙が出る」
(孫・宮原海さん)「つなげてきてくれたことによって、今ここにいる」
また奄美市などが開いた「復帰の日のつどい」では、中学生が復帰運動を後世に伝える決意を発表しました。
(金久中学校2年・田中憩生さん)「ふるさと奄美の先人たちが平和的に成し遂げた領土問題の解決は、世界にも誇ることができるものだと思います」
日本復帰から71年。奄美では、改めて歴史を見つめる一日となりました。