西之表市・馬毛島で進む自衛隊基地整備を巡り、市議会と防衛省の意見交換会が、去年1月の工事着工後、初めて行われました。
西之表市議会と防衛省の意見交換は、おととし7月にあった防衛省による説明会以来で、去年1月の工事着工後、初めでです。
12日は滑走路完成後に始まる予定のアメリカ軍の空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLPについて、飛行ルートが守られるか懸念の声が出ました。
(市議)「例えば上空を飛行した場合の何らかの法的な措置を取れるよう協議してと要望している」
(防衛省の担当者)「FCLPの飛行経路を遵守するとともに、地域への影響を最小限にとどめるよう申し入れていく」
防衛省側は、法的措置への言及はなく、従来の説明を繰り返しました。
(防衛省地方協力局 原田道明・西日本協力課長)「今後も引き続き、西之表市など地元の自治体と緊密に連携して真摯に対応してまいりたい」
(濱島明人議員)「2年経ってやっと(開催された)、間に説明があればありがたかった。私たちも市民に説明できた。一応できたことは良かった」
自衛隊基地は、人員不足などで完成は3年遅れの2030年の見込みです。