
アメダスの運用が始まったのは、1974年11月。それまでは気象庁が委託した施設や個人が観測し、紙に記録して郵送したり、電報で送ったりと時間がかかっていました。
そこで、観測を自動化し、データをリアルタイムで把握しようと導入されたのが、アメダスでした。50年前に、全国923地点、県内では28地点で、雨量の観測からスタートしました。
(鹿児島地方気象台 山本孝祐技官)「当時の技術としては最先端だったのでは、当時は公衆電話回線などを使ってデータを集めていた」

今では気温や風速などを観測できる地点も増え、県内には43のアメダス観測所があります。さらに、当初は1時間ごとにしか収集できなかったデータは、システムの改良で15年ほど前からは10秒ごとに集められるようになりました。