鹿児島市に生まれ、明治・大正の日本経済の発展に尽力した松方正義。その没後100年を記念した企画特別展が26日から鹿児島市で始まりました。

松方正義は1835年に鹿児島市で生まれ、明治維新後、大蔵大臣として経済発展に尽力したほか総理大臣も二度務めました。そして、100年前の1924年、大正13年に89歳で亡くなりました。

26日から始まった特別企画展「没後100年松方正義郷士から総理大臣へ」は、薩摩から新たな日本の国造りを担った松方正義の足跡を辿る展覧会です。会場には、松方の生涯を7つのエリアに分けて、貴重な資料およそ160点が展示されています。

訪れた人たちは重要文化財である大久保利通に宛てた書簡など展示品の数々をじっくりと眺め、松方の人柄や功績を肌に感じていました。

(松方正義の子孫・神奈川県在住 松方峰雄さん・92)「この機会に松方正義という人物をより知ってもらえたら」

特別企画展「没後100年松方正義郷士から総理大臣へ」は鹿児島市の黎明館で11月4日まで開かれています。