(記者)「がんの検査などで使われるPET/CTという機械。この機械で今年からアルツハイマーも診断はじまった」

「レカネマブ」は、早期や軽度の患者が対象のため、治療前に重症ではないかを調べるテストや検査を受ける必要があります。検査では脳内のアミロイドβの広がりを調べるためにがんの検査などに使われているPET検査が応用されています。
PET検査を行っている医師、陣之内正史院長は、日本医学放射線学会認定放射線専門医です。

(厚地記念クリニック 陣之内正史院長)「陽性の方は、この表面までたくさん真っ赤に見える、これが典型的な陽性の患者」
「レカネマブ」を投与できるかどうかを判断するためのPET検査も去年12月から保険適用が始まりました。
これまでの3割以下の7万5000円から8000円ほどで受けられます。今後、アルツハイマー病の早期発見につながる定期検診などへの利用も期待されています。
(厚地記念クリニック 陣之内正史院長)「脳にアミロイドβが溜まってるかどうかを画像として見ることができる、非常に画期的なことで大きなこと」「アミロイドβが集まってないことがわかると、少なくとも向こう10年ぐらいアルツハイマーによる認知症にはならないと言える。その情報はすごく大きい」