そして次の2005年の衆院選で体調不良を理由に引退表明、後を継いだ次男の徳田毅さんが当選しました。

(初当選 徳田毅さん)「父にもいい報告ができます」

政界引退から5年後の2010年、徳田さんが東京の自宅でMBCの取材に応じました。

相手の言葉は理解できますが、自分では声を出すことができないため、透明のボードに書かれた平仮名を目で追って付き添いの人に伝えます。

(徳田虎雄さん)「病気をしていても、気の持ち方で元気な時と同じように生きていけるし、仕事を出来るということを知ってほしい」

2012年10月、徳田さんは2003年の衆院選以来、9年ぶりに故郷の徳之島に帰りました。

(徳田虎雄さん)「与論島、沖永良部島、徳之島を回ってきたが、医療の安全と安心に役立っていると実感した、(徳洲会)理事長としての生きがいを実感した」

それから1年後の2013年、徳田虎雄さんと徳洲会を激震が襲います。