防衛省がさつま町で検討している自衛隊の弾薬庫整備へ、現地調査が始まります。防衛省は14日にも、上空から地形などの計測を行う見通しとなりました。

防衛省は、さつま町にある中岳に自衛隊の弾薬庫の整備を検討していて、地形や地盤が整備に適しているかどうかの現地調査を今月から始めるとしています。

九州防衛局によりますと、早ければ14日にも、小型機で上空1000メートルから中岳の写真撮影と、レーザー光線を使った地形の計測を行うということです。その後、地盤の調査や、動植物の生息状況などの環境調査も行うとしています。

調査は2026年3月まで行われ、防衛省は調査結果をもとに、具体的な整備計画を検討するとしています。

(中岳周辺の住民)
「あまり気にしていない」
「どちらかというと反対。いいことはない」

整備を受け入れる考えを示している上野俊市町長は「細かな情報開示と丁寧な説明を要請していきたい」とコメントしています。