360億円もの負債を抱え、事業再生ADRを申請した山形屋。28日、債権者会議が開かれ、山形屋が提示した事業再生計画案に17社の金融機関が合意し、計画が実行に移されることになりました。

28日午後、鹿児島市で開かれた債権者会議の会場には、続々と金融機関の担当者が入っていきました。

山形屋グループは去年12月、経営悪化を受けて、事業を続けながら迅速な経営再建を目指す「事業再生ADR」を申請。負債総額はおよそ360億円で、債権を持つメインバンクの鹿児島銀行を含めた17社の金融機関に対し、事業再生計画案を提示していました。

ホールディングス体制の役員人事案は

関係者によりますと、ホールディングス体制の役員人事案は、取締役5人のうち鹿児島銀行から2人、東京のファンド運営会社から1人を派遣するもので、会長には鹿児島銀行からの出向者、代表取締役社長には現在の山形屋会長・岩元純吉さん、取締役には現在の山形屋社長・岩元修士さんの名前があがっていました。