鹿児島市に本店を置く南日本銀行が、昨年度の決算を発表しました。8期連続の減収、2期ぶりの増益となりました。

南日本銀行によりますと昨年度の決算は、売上高にあたる経常収益が前の年度よりおよそ0.5%減の141億3500万円で、8期連続の減収となりました。貸出金利息が減少したことなどが、減収の要因としています。

一方、最終的なもうけを示す純利益は、前の年度よりおよそ1.6%増の15億7500万円で、2期ぶりの増益となりました。

与信関係費用を抑えられたことなどが、増益につながったとしています。

(南日本銀行 田中暁爾頭取)「自発的に行動できる人材を育成すること、組織を一段と強くしていきたい」

記者会見で田中暁爾頭取はこのように述べ、組織力を向上させたい考えを強調しました。