ぎょうざの消費日本一を目指して、この春からPR活動などを進める鹿児島ぎょうざ協議会。4日は去年の日本一に輝いた宮崎の協議会を招き、直接対決しました。
ぎょうざ販売店など県内の20社で構成される「鹿児島ぎょうざ協議会」は、4日、宮崎の協議会を招いて対決イベントを開きました。
宮崎市は去年の1世帯当たりのぎょうざの平均支出額は4184円で、初の全国1位に輝きました。2546円で全国8位だった鹿児島市にとっては、超えるべき大きな壁です。
(鹿児島ぎょうざ協議会チーフ餃子オフィサー 川原健司さん)「私たちは鹿児島のぎょうざを日本一に育て、宮崎とともに南九州ぎょうざ王国を創設することをここに宣言します」
4日はまず、隣県同士で協力して「南九州ぎょうざ王国」を創設し、切磋琢磨していくことを確認しました。そして。
鹿児島・宮崎それぞれのぎょうざが登場すると、先ほどまでの和やかな雰囲気から一転。対決ムードが高まります。
双方が、定番のものからちょっとかわったぎょうざまで3種類ずつを準備し、勝敗を決めます。
鹿児島からは県産のレモンを皮ごとすりおろし、豚肉と合わせ岩塩をつけて食べる「レモン餃子」。
一方、宮崎からはしいたけや梅しそ、黒にんにくなどを材料としたカラフルなぎょうざが出されました。
そしていよいよ、審査員を務めたぎょうざ愛好家から結果発表です。
(一般社団法人焼き餃子協会 小野寺力代表)「1勝1敗1引き分け」
(鹿児島ぎょうざ協議会 山崎正明代表)「さすが日本一を取るだけの力を歴然を感じた。(日本一に向けて)頑張っていきたい」
(宮崎県ひなた餃子連合会 武末哲治会長)「王者の気持ちで来たが、鹿児島の皆さんのぎょうざに対する愛を感じて、うかうかしてられないと肌で感じた」
今回は引き分けでしたが、来月、鹿児島市のアミュ広場で再び対決イベントが開かれることになりました。
隣同士ながらともに日本一を目指す鹿児島市と宮崎市は、今後も切磋琢磨しながら南九州のぎょうざを盛り上げていきます。