1988年 鹿児島-沖永良部線運航開始(YS-11による初の定期路線運航)
日本エアコミューター 客室乗務員1期生の8人 右端が村上郁代さん

■YS-11の導入がきっかけ JACの客室乗務員1期生

村上さんがJACに入社したのは、創立4年目の1988年のこと。

19人乗りのドルニエ機を使用していたJACが、64人乗りの国産旅客機YS‐11型機を導入することになり、初めて客室乗務員の採用が行われた。

7人の仲間と共に入社した村上さんは、JACの客室乗務員1期生だ。

入社以来36年あまり。デスクワークが中心になった今でも、村上さんは資格維持のために定期的に飛び続けている。

「春、旅立ちの季節に、島の空港で繰り広げられる“出会い”と“別れ”の風景や、着陸まぎわに海の照り返しが窓越しに天井を彩る夏の機内など、季節を感じる離島路線が大好き」と話す村上さん。

1番の思い出は?との問いに、すかさず「YS-11のラストフライト」と答えてくれた。