高知県内の去年12月の有効求人倍率は4か月ぶりの増加となりました。高知労働局は雇用失業情勢について「物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。
高知労働局によりますと県内の去年12月の有効求人倍率は1.14倍と前の月を0.01ポイント上回り、4か月ぶりの増加となりました。
新規求人数は4912人と前年の同じ月よりも152人少なく2か月連続で減少しました。産業別では運輸・郵便業、金融・保険業など6つの業種で増加した一方、建設業、卸売・小売業など7業種で減少しています。
新規求職者数は前年の同じ月よりも165人増加し、2057人と2か月ぶりの増加となりました。
高知労働局は雇用失業情勢について「改善の動きにやや弱さがみられるが、引き続き物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。