高知県内ではプロ野球の秋季キャンプが始まりました。パ・リーグ、埼玉西武ライオンズと、セ・リーグ王者阪神タイガースが、キャンプイン。阪神のキャンプには“あの選手”が帰ってきています。
31日夕方高知龍馬空港に降り立った阪神タイガースの選手達。その中に、“あの人”の姿が!

(ファン)
「森木君、頑張ってくださ~い!」
土佐市出身で、高知高校からおととし(2021)のドラフト1位で入団した森木大智(もりき・だいち)投手。今回の秋季キャンプで高知に“帰って”きました。

チームの主力は現在、日本シリーズを戦っていて、今回のメンバーは2軍の若手選手が中心。高卒2年目の前川右京(まえがわ・うきょう)選手ら、将来を期待される“若虎”達が汗を流しています。

(香川から訪れたファン)
「(Q.好きな選手は?)前川選手!」
「(選手達は)今年すごく活躍しているので、来年も引き続き勝ってほしいですね。2軍も含めて」
「阪神、勝ってほしい」
ウォーミングアップの後は野手と投手に分かれ、本格的な練習に入りました。今シーズンは1軍登板がなかった森木投手、ふるさと・高知で来シーズンの飛躍への土台を作ります。タイガースのキャンプは今月19日まで、安芸市で行われます。
また、高知市では1日朝、パ・リーグ埼玉西武ライオンズがキャンプインしました。

秋の高知キャンプは今回が初めて。歓迎セレモニーではこんな一幕が…
(松井稼頭央 監督)
「『ぜひ、あいさつしたい』という選手がいます。…岸!岸が『どうしても挨拶したい』ということで、最後、岸に締めてもらいたいと思います」
突然振られた岸選手の挨拶は…?

(岸潤一郎 選手)
「おはようございます。こんな、朝早くから、おまつ…お集まりいただきありがとうございます!高知で秋季キャンプをするのは初めてなんですけど、全員でチーム一丸となって乗り切りたいと思いますので、応援宜しくお願いします」
地元・明徳義塾出身ということで“大役”を務めた岸潤一郎選手。その岸選手をはじめ、キャンプには若手の野手が参加しています。今シーズンはリーグ5位に終わったライオンズ。巻き返しを図るべく、松井稼頭央監督は今回「打撃面」に重点を置いて指導にあたります。

(埼玉西武ライオンズ 松井稼頭央 監督)
「本当に天気もいいですし、いいスタートが切れるんじゃないかなと思っています。若い選手が多いので、『個の力』、その集結が『チームの力』になってくると思いますので、少しでも、個人として・チームとしてレベルアップできるようなキャンプになれば」

(高知市在住のファン)
「松井稼頭央監督がずっと好きで(30年ほど)ずっと応援していたので、監督として、若手を連れて『高知に戻ってきてくれた』という思いが強いです。ありがたいです」
ライオンズのキャンプは今月19日まで、春野総合運動公園で行われます。