高知県内ほとんどの小学校で卒業式が行われました。6年間の学校生活の半分をコロナ禍で過ごした子どもたちでしたが、仲間との楽しい思い出がたくさん心に刻まれたようです。

華やかな袴やスーツに身を包み、引き締まった表情で入場してきた子どもたち。高知市の一ツ橋小学校では、60人が卒業を迎えました。

「私は中学生になったら、先生方や友だちとのコミュニケーションを積極的にとっていき、楽しい学校生活を送りたいです」
「僕は中学生になっても、挨拶や人を助けるなど、当たり前のことを積み重ねられるように頑張りたいです」

子どもたちは未来への決意を力強く語り、一人一人が卒業証書を受け取りました。川村靖校長は侍ジャパンの村上宗隆選手に触れ、最後まであきらめないでほしいと、子どもたちにエールを送りました。

(川村靖 校長)
「(村上宗隆選手は)迷いを振り切り、(WBC準決勝で)見事サヨナラ勝ちを収めました。(決勝の)アメリカ戦でもホームランを放ち、優勝に貢献し、日本中を歓喜の渦に導きました。どうか皆さんも、失敗を恐れず、何度跳ね返されても、果敢に挑戦してほしいと思います」

6年間の学校生活の半分をコロナ禍で過ごした子どもたちですが、マイクを向けると、「いい友だちに恵まれた」「楽しい記憶しかない」という声が返ってきました。

「とても優しい親友がいて、いつも支えてくれたので、頑張れました」
「あっという間の6年間でした。(Q.中学校での目標は?)勉強も難しくなってくるので頑張りたい」
「やっぱり記憶に残っているのは、楽しかったことですかね。修学旅行ですかね。レオマワールドに行って、友達と一緒に遊んだことがとても楽しかったです」

子どもたちは、たくさんの思い出と大きな希望を胸に学び舎を巣立っていきました。