牧野富太郎博士を題材にしたドラマの放送に合わせて実施される観光キャンペーンを海外にも発信しようと国際親善大使が任命されました。

国際親善大使に就任したのは台湾の大手通信社台湾中央通信社の劉克襄(りゅう・こくじょう)会長です。自然に関する書籍を多数出版するなど植物学に詳しく、牧野博士の大ファンだという劉会長。台湾の人たちに向けての情報発信のほかにも牧野博士に関する書籍の執筆も進めています。

(台湾中央通信社 劉克襄 会長)
「牧野博士を知ることでもっと高知のことを知ることになると思う。特に高知は自然が豊かなところなので自分ももっと高知を好きになりたいし、自分が好きになった高知をもっと台湾でアピールしていきたい」

県によりますとコロナ前の2019年に高知を訪れた外国人観光客のうち、最も割合が高かったのは台湾からの観光客だということです。大使の就任による情報発信の強化に加え、5月からは高知と台湾を結ぶ定期チャーター便も就航することから再び、台湾からの観光客が増加することが期待されます。