2025年度、高知県内の児童相談所に寄せられた相談件数が、統計方法が変わった2016年度以降で最も少なかったことがわかりました。県によりますと、2025年度、県内2か所の児童相談所が受け付けた相談件数は1595件と、前の年度より117件減少しました。これは統計方法が変わった2016年度以降で最も少ない数字です。このうち、児童虐待の通告や相談は537件でした。実際に虐待と認定されたのは378件で、こちらも前の年度を下回りました。

虐待の種類別に見ると、暴言や子どもの前でのDVといった「心理的虐待」が最も多く、226件でした。これは、認定された虐待全体の6割近くを占めています。一方、子どもを緊急的に保護する「一時保護」の件数は、406件と増加傾向にあります。これは、里親制度へ移行する前の「お試し期間」などで複数回保護されるケースが増えたためで、保護された子どもの人数自体は減っているということです。

相談件数が過去最少となったことについて県は、「少子化によって、分母となる子どもの数が減っていることも要因の一つ。引き続き、数値の変動を見極めたい」としています。