「土佐の三大祭り」の1つとも言われる、高知市・土佐神社の「しなね祭」が、24日に始まりました。高知の“夏の終わり”を告げる祭り、「しなね祭」の様子を、生中継の動画でご覧ください。

「しなね祭」は、毎年8月24日と25日に、高知市の土佐神社で行われる祭りです。五穀豊穣や産業の繁栄などを祈願し、「7世紀後半から行われている」とされていて、神社では「最も重要な祭り」に位置づけられています。

(中継リポート:松岡葵アナウンサー 出演:小笠原貴紀 宮司)

八月二十四日・二十五日の両日を通して斎行されるしなね祭は当社の最も重要な祭典であり、土佐三大祭の一つです。
神恩を感謝し、御国の隆昌と世の中の平和を祈願するもので、多くの参詣者で賑わっています。

【しなね祭】
8月24日…午前6時:忌火祭 午後8時:宵宮祭
8月25日…午前10時:しなね祭 午後3時:神幸祭

神楽・太鼓の奉納などが行われ、24日の夕方~夜は屋台が軒を並べ賑わう。

24日朝6時に「忌火祭」によって灯された「忌火」は、「かがり火」に移され、25日の夕方まで絶やさず灯される。この「忌火」に松明をかざして持ち帰り、魔除けとする信仰がある。これは「御神幸の神輿の行列にオオカミが襲いかかったが、松明をふりかざし追い払った」という故事によるもの。

【しなねの語源】(諸説あり)
旧暦7月3日の祭りで、7月は台風で荒れることから、風の神「志那都比古」から発したという説がある。ほか「新稲がつづまった」という説、さらに「祭神と関係する鍛冶と風の関連から」とする説などがある。

【神幸祭り 神輿渡御】(25日午後3時~)
25日午後3時から「御神幸」が始まる。古代には「神の船遊び」と呼ばれ、須崎市浦ノ内湾の鳴無神社へ海路渡御したが、しばしば海難に遭ったため、とりやめられた。江戸時代には、高知市五台山の北岸に「小一宮」という御旅所が設けられ、船渡御した。明治13年、神社南方の一本松にお旅所を建立し、それ以来は徒歩で御神幸が行われている。