高知県と高知市の行政のトップ同士が、人口減少や南海トラフ地震などの共通課題について、意見を交わしました。

濵田知事と高知市の桑名龍吾市長による意見交換会では県と市の共通課題である「人口減少」や「南海トラフ地震」「公共交通の確保」を中心に取り組みについての進捗状況が共有されました。桑名市長は、人口減少対策総合交付金を活用し、婚活をスムーズに進めるためのセミナーや、高知ユナイテッドSCの試合などで出会いを促進する取り組みを検討していると報告しました。また、南海トラフ地震対策について濵田知事は県内の消防広域化について年度内に基本構想をまとめ来年度から検討委員会を設置すると説明しました。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「財源や人員の確保、処遇改善の調整などクリアしなければならない重要な課題が山積している。県内各市町村とともに丁寧に議論を進めていきたい」

(濵田省司 知事)
「桑名市長との意見交換を踏まえて、今後の予算編成でしっかりと施策に生かしていきたい」