11月、四国4県で発生した大規模停電ついて、四国電力送配電が改めて陳謝した上で原因と再発防止策を報告しました。

11月9日午後8時22分に四国4県で一斉に停電が発生し、最大で36万5300世帯、高知でも10市町村で最大7万9500世帯が影響を受けました。

「改めてお詫び申し上げます」

四国電力送配電によりますと停電前、四国エリア内で電力が供給過多になっていたため、中国エリアに送ろうとしましたが、周波数などが同期できませんでした。

そこで周波数を制御する装置の操作を関西電力送配電に依頼しましたが、両社の間で認識の齟齬があり、四国内の電力が本州に流れ過ぎたことが原因だとしています。

四国電力送配電は両社の連絡用語の認識や想定外の操作への対応力に問題があったと報告。今後の対応策として給電を申し合わせる際の記載内容の見直しや、運用担当者の教育内容の改善などを実施するとしています。

また、12月分の役員報酬について、横井郁夫社長は20%、高畑浩二(副社長は10%、それぞれ自主返納するということです。