荒井勝喜・前総理秘書官によるLGBTQ=性的少数者への差別発言をめぐり、愛媛県の中村時広知事は「論外。そういう考えを持った人があれだけ重要なところで仕事をしていたのが信じられない。決して許されることではない」と述べました。
荒井前総理秘書官は同性婚などをめぐって「見るのも嫌だ」「隣りに住んでいると思っても嫌だ」などと発言し、更迭されています。
中村時広知事は15日の会見で、「性的マイノリティに対する差別の解消も含め、あらゆる差別や偏見をなくして、人権が尊重される社会をつくる担い手であることを1人1人が常に自覚をして行動することが何より大切」と話しました。
また、性的少数者への理解を促進するための法整備に向けた与野党間の動きについては、「性的マイノリティに対する人権侵害の防止・解消に向けた法整備は進めてほしい」と述べました。