天ぷら油が森林保全に役立てられます。
愛媛銀行が店舗で回収した使用済み天ぷら油を原料としたチェーンソー専用の潤滑油が、愛媛県松山市に贈られました。
松山市に寄贈されたのはチェーンソー専用の潤滑油270リトルと洗浄剤15リットルで、松山市の野志市長から愛媛銀行の西川義教頭取に感謝状が手渡されました。
贈られた潤滑油と洗浄剤は、市内の企業「エコバイオ」が愛媛大学と共同開発したもので、愛媛銀行が県内およそ70の店舗などで回収した使用済み天ぷら油を原料としています。
チェーンソーを使う際、飛散した石油系の潤滑油で土壌や川などが汚染されることが懸念されていますが、天ぷら油で作られたものは全ての成分が自然界の微生物などによって分解されるということです。
この日贈られたチェーンソー専用の潤滑油などは、今後、市内の森林整備や公園の樹木の剪定などで活用されます。