今シーズン、悲願のJ2昇格を目指すFC今治が宮崎県で行っている恒例の春季キャンプ。勝負のシーズンへ向けた選手たちの決意あふれる姿を取材しました。

2016年から毎年行われてきたFC今治の春季キャンプ。2月4日から宮崎県綾町で行われています。

岡田武史会長も同行し仕上がりをチェック。
キャンプ2日目には、同じJ3のテゲバジャーロ宮崎とトレーニングマッチが開かれました。

新戦力もバランスよく起用される中、まずは新加入のドゥドゥ。
Jリーグ通算53ゴールを誇るストライカーがあいさつ代わりの一本を決めると…

インディオ改めヴィニシウス。昨シーズンは今治で9得点、背番号と登録名を一新した点取り屋も順調な調整ぶり。ブラジルコンビが早速結果を出します。

さらに連携も光る今治。左サイドを駆け上がった下口のクロスに新井。さらに照山からのパスに去年チーム得点王の中川。得点とはなりませんが、シーズンさながらのプレーで宮崎ゴールに迫ります。

中川風希選手
「昇格は絶対条件。昇格につなげられるようなゴールを今シーズン1年間通してやっていきたい」

一方で熾烈なのがゴールキーパー争い。
2019年、当時J2だった福岡で守護神としてJ1昇格に貢献したセランテス。
敵陣ゴールまで響く流ちょうな日本語で選手を鼓舞します。

セランテス選手
「メインは監督やコーチに言われたことを自分も理解しながらそれを受け入れてプレーしていきたいと思っているが、できるだけ失点を抑えてチーム全体で一つになって勝っていきたい」

さらに松山市出身、身長190センチの長身を活かしたプレーが魅力の伊藤も守護神の座を狙います。
伊藤元太選手
「先輩たちのプレーを見て学びながら自分の力にできるようにしたい」
今治は敗れはしたものの、選手各々が実りと収穫のある試合となりました。
そして厳しいトレーニングの後は…

楠美圭史キャプテン
「感謝しながら残さず食べてください。じゃあみんなでいただきます」
用意されたのは宮崎牛などなんと14キロ!選手たちも箸が止まりせん。

中川風希選手
「めちゃめちゃおいしいです。今まで食べた肉で一番おいしい。焼肉いっぱい食べてこのキャンプを体はきついが乗り越えていきたい」

野口航選手
「めっちゃデリシャス」
しっかりと完食。英気を養い、翌日への活力を得た選手たち。

FC今治の宮崎キャンプは2月11日まで行われ、開幕戦は3月5日、完成したばかりの今治里山スタジアムで福島ユナイテッドFCと対戦します。