2日午後7時半ごろ、愛媛県今治市沖の来島海峡で貨物船同士が衝突し、1隻が沈没しました。
この事故で、乗組員2人が行方不明となっています。
今治海上保安部によりますと、2日午後7時40分頃、来島海峡海上交通センターから、「来島海峡の西口付近で船が衝突した」と、通報がありました。
衝突したのは、いずれも貨物船で愛媛県今治市の「幸栄丸」499トンと、三重県鳥羽市の「せいりゅう」716トンです。
この事故で、巡視艇が午後8時50分頃に「せいりゅう」の沈没を確認しました。
乗っていた5人のうち3人が救助され、このうち兵庫県姫路市の男性(61)が低体温症で今治市内の病院に搬送されました。意識はあるということです。
残る2人の行方が分かっておらず、海上保安部は、巡視艇5隻とヘリコプター1機で捜索しています。(2日午後10時40分現在)
「幸栄丸」の乗組員は4人全員が無事だということです。
今治海上保安部によりますと、事故当時、せいりゅうは大分を出港し石灰石2200トンを乗せ岡山へ向け航行していたということです。